研究とゼミ

2015年度ゼミ活動の記録

2015年3月 修学のために東京へ

ときょ

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新3-4年生たちと一緒に東京へ。楽しさがMAXに到達した男たちは,中トロを購入。深い謎が誕生した瞬間でした。さとうさんともりさんの強い絆はここで生まれたとか,生まれなかったとか。

 

2015年4月-6月 プレゼン大会

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学年対抗プレゼン大会。3年生 vs. 4年生。毎週1つのテーマを決めて,どちらのプランが良いかの真剣勝負。エビデンスとしてデータを示しながら説得力のあるプレゼンをする学生さんや,音や映像を上手に使ってプレゼンをした学生さんなど,個人のスキルが光り輝いた時間でした。

(参考記事:「作る」ことで育むスキル)

 

2015年4月-9月 ぬいぐるみお泊り会の開催準備

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子どもたちにお話が伝わるように,撮影してはチェックして,撮影してはチェックして,の繰り返し。夏休みに入っても一生懸命な学生さんたち。がんばる姿は輝いてみえるナーと改めて思いました。

こたにさんを中心にぬいぐるみたちの探検の様子を撮影 (こたにさんは春からずっと写真の勉強をしていた!)。磨き上げた彼の撮影技術の成果は動画になっているので,見てみて下さいね。ぬいぐるみたちの声が聞こえてくるとか,聞こえないとか。

ぬいぐるみたちの夜の探検2015動画

2015年9月 ぬいぐるみお泊り会開催

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幼稚園の先生と何度も相談させてもらい,どのようにすれば子どもたちが喜ぶイベントになるかを考え抜きました。テーマは魔法。ぬいぐるみたちの劇の案はすべて学生さんたち (すえとうさん,だんさこさん,ながおさん) のアイデアでした。この日のために,まえたさんは手品の練習を春から開始。継続は力なり。手品を見た子どもたちは大歓喜でした。
子どもたちと一緒に遊ぶゲームはせのおさんが担当。彼が考案したラブラブじゃんけんは子どもたちの間で流行ったそうです。

今年はなんとテレビ局さんたちが取材に来てくれました。3つの放送局で紹介して頂きました。

昨年から養護教諭養成課程の学生さんたちが毎回手伝ってくれています。部屋の内装はすべて彼女たちの手作り。まさに女子力。養護教諭養成課程の学生さんたちの協力なしに開催することはできませんでした。また,ぬいぐるみお泊り会を実施するにあたり,浅川先生 (金沢大学),石井先生 (大阪工業大学),山田先生 (九州大学),山田先生 (福山市立大学),大田先生 (山口芸術短期大学) の多大なご協力がありました。心より感謝申し上げます。

ぬいぐるみお泊り会は2016年も開催する予定です。

Special Thanks!

梅谷さん,堅木さん,木山さん,佐々良さん

細田さん,松岡さん,山崎さん,川上さん

矢吹さん,堀さん

 

2015年10月-1月 挑戦中。

後期に入ってから,以下の3つを行っています。

毎週火曜日の5限の時間に開催しているので,関心があればぜひ来てみて下さい。

1. 海外の心理学研究を知るゼミ (記事)

2. モチベーション理論の枠組みで教職実践を理解してみるゼミ (記事)

3. 卒業研究を考えるゼミ

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研究テーマ探しをはじめる前に。

研究テーマを決めるためにはどうしたらいいのでしょう?

この記事では,研究テーマを決める時に役立つ (かもしれない) 最初のステップをご紹介します。

最新の研究をユルく調べてみよう

卒業研究のテーマを決めないといけないな。先行研究でも調べてみるか。

面白そうな論文を見つけたぞ。

「・・・。」

だめだ。書いていることが難しくて,まったくわからない…

これは研究をはじめる時期に見られる行動パターンの1つではないでしょうか。この失敗を回避するためにはどうすれば良いのか,1つの選択肢を提案したいと思います。それは,「研究をわかりやすく紹介している記事を探すことからはじめる」という提案です。言い換えると,「最初から学術論文を読まない」ということになるでしょう。メディアが急速に発達して様々な人が記事を書けるようになったこともあって,近年では,心理学の研究をわかりやすく紹介してくれているサイトを多々見かけるようになりました。専門家でなくても分かるように書いてくれているので,研究とはどのようなものなのか,自分はどのような研究が面白いと思うのか,どのような研究がしてみたいのかなどなど,様々なヒントをもらうことができるでしょう。スタートの仕方を少し変えてみると,先の例の学生のような失敗は回避できるのではないでしょうか。「急がば回れ」です。

面白い研究ってどのような研究?

これまでに面白いなと思った研究を思い出してみると・・・

常識をひっくり返す研究。

新しい発見を報告した研究。

この2つは少なくとも該当するような気がします。どちらにも共通していることは,「驚きと興奮」を与える強烈なインパクトを持っていることです。新しいことが分かると,想像力がインスパイアされますよね。インターネット上で紹介されている研究の多くは一流の海外学術雑誌に掲載された実験や調査であることが多いので,国内だけでなく海外の様々な研究を幅広く知ることができるのではないかと思います。ただし,気をつけなければならないこともあります。研究結果に基づいたものではなく,実験や調査に基づいていない個人的見解を述べている場合もあります。インターネット上で紹介されている記事は,学術雑誌に掲載された研究論文を基にした記事かどうかを確認するようにすると良いでしょう。記事の最後に紹介した論文が紹介されているか確認してみてください。

どこに掲載されているの?

驚きを与えてくれる (カモシレナイ) 心理系の記事がよく掲載されているサイトをいくつか集めてみました。先に述べた注意事項に気をつけながら,面白いと思える記事を探してみてくださいね。

Psychology today (https://www.psychologytoday.com/)

英語ですが,タイトルを眺めてみるだけでも面白そうな研究が見つかると思います。

Psychological Science (http://www.psychologicalscience.org/index.php/news)

Minds for Business (http://www.psychologicalscience.org/index.php/news/minds-business)

最新の心理学研究が紹介されています。

ライフハッカー (http://www.lifehacker.jp/cat250/)

すべての記事が心理学ではありませんが,時に最新の研究が紹介されていることがあります。

イロリオ (http://irorio.jp/news/lifestyle/daily_habit/)

こちらも様々な記事があります。心理系の記事もあるので探してみてください。

研究テーマ探しをするとき,論文からはじめるのではなく,面白く紹介している記事から探してみると,自分がやってみたいと思える研究テーマに出会えるかもしれません。他にも様々なサイトがあるので,探してみてくださいね。

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「作る」ことで育むスキル:プレゼン大会

ゼミに所属すると,論文を読み解いたり,執筆したりする機会が多くなります。

でも・・・

  論文を読んだり,書いたり,自分の研究をわかりやすく紹介するにはどうしたらいいのだろう?

  先輩たちが実際にやっているのを見ても,結局どうしたらいいのかわからない・・・。

などなど,最初はわからないことが多くて戸惑ってしまいますよね。これらの戸惑いや悩みを解消し,学術的形式に慣れてもらうことを主な目的として,プレゼン大会を企画しています。プレゼン大会では,実際に手と頭を使い,「作る」ことを通して論文読解や執筆などに必要なスキルを身に着けます。

論文を読んだり書いたりする前に身につけてほしい能力は,「説得力」,「表現力」,「評価力」の3つ!

「作る」ことで説得力を鍛える!

「説得力が高い」とはどういうこと?

論文では,ある問題に対して自分の主張や答えを示し,その主張や答えが正しいことを「論述」と「データ」を用いて説明しています。大事なことは,「論述」と「データ」があることです。例えば,大学生はもっと勉強すべきだ!という主張があったとしましょう。「なんとなくそう思うから」では説得力がありませんよね。理由が必要です。「知識が豊富であれば様々な視点から物事を捉えることが出来るようになり,大学卒業後の人生を豊かにするからである」などの論拠があると,もっともらしいですね。しかしこれでは説得力はまだ高くありません。「人生を豊かにする」という部分は本当でしょうか?もし,しっかり勉強した大学生と全く勉強しなかった大学生の10年後の収入に大きな差があることや,周りにいる仲間たちの数に大きな差があることを示すデータが示されていると,どうでしょう。さらに説得力が高くなり,主張を受け入れたくなってしまうのではないでしょうか。この例ように,論文では主張があり,その主張を支える「論拠」と「データ」が含まれています。

「論述」と「データ」があれば,説得力の高い,間違っていない主張であるように思えてしまいますよね。しかし,「論述」と「データ」があるからといって,論文に書かれていることがすべて正しいとは限らないのです。データから分かることに限界があるにも関わらず無理な主張をしているかもしれませんよね。例えば,「大学生の90%は毎日読書していたので,最近の大学生は勉強熱心である」と主張する論文があったとします。90%は何を示しているのでしょう?全国の大学生を対象に調査したのでしょうか?もしかしたら,図書館にいる大学生だけを対象にして調査したのかもしれません。もし図書館にいる大学生を対象に調査した結果が90%だとしたら,最近の大学生すべてに共通して言える主張ではなくなりますよね (ここまで雑な主張をする論文はありません。例です)。

このように,論文の中で述べられている主張やその主張を裏付けるデータをチェックして,説得力があるのかどうかを吟味できる能力を卒業までに獲得しなければなりません。したがって,論文を読む時,「主張は正しいのか?」,「根拠として提示されているデータは主張を支持するデータなのか?」など,クリティカルに (説得力があるかどうかをチェックしながら) 読むことが求められます。また,論文を書くときも同様です。自分の主張が正しいことを読み手に納得してもらえるような説得力の高い内容でなければなりません。

説得力が高いプレゼンを作ってみる!

プレゼン大会では何か1つの主張を行ってもらいます。そして,その主張に説得力があるかどうか,参加した学生たち同士でチェックし合います。論文で扱われているような難しい内容でなくて良いのです。何を主張するかは自由。例えば,「20代には○○をすべきである」と思い切った主張をしてもらい,なぜそれを行うことが良いのか,データを使いながら説明を行います。主張の根拠となるデータとして何を示すべきなのか,どのような理由であれば納得してもらうことができるのかなど,「作る」ことを通して,説得力のレベルアップに必要な経験値をここで獲得することができます。ここで鍛えた説得力は,論文を読む時,執筆をする時,研究のデザインや論文の構成を考える時に役立つでしょう。

説得力 = 戦闘力

答えが1つとは限らない曖昧さや不安定さなどの多様性と向き合い続ける空間が,社会であり世界です。必ず全員同じ回答に辿りつける問題ばかりではありません。どの方向に向いて進むことが正しいのか自分で考えなければならない時代ですから,説得力を高めておくことは,卒業後も大いに役立ちます。アイデアを上司から求められた時や対立した相手に理解してもらう時,あなたの話の説得力が大きな決め手となるのです。また,人生の岐路に立った時,なぜその方向に進むことが最善なのか,理由やデータを集めて考えることができるようになると,自信をもって最初の1歩を踏み出すことができることでしょう。

プレゼンを作ることは一見とても大変そうに感じますが,自分の意見やアイデアを作ることに「楽しさ」を感じるはずです。聴く人たちを納得させることができれば,達成感はとても大きいことでしょう。

表現方法を増やそう!

その伝え方は,面白い?わかりやすい?

データを示しながら論理的に主張できるだけでは不十分です。主張を最後まで聴いてもらえるかどうかは,プレゼンの仕方によって決まります。難解な言葉を使っていてはまったく理解してもらえません。いかにわかりやすく伝えるかが重要です。また,原稿を棒読みされるプレゼンより,drasticなストーリー仕立てで伝えてくれるプレゼンの方が興味をもって最後まで聞いてもらえることでしょう。不安そうに伝えるより,自信が伝わってくるようなプレゼンの方が採用されやすいはずです。

斬新で魅力的な表現方法を考えたり,プレゼン時の態度はどのようにすると良いのかの考える際,メディアが参考になります。ある商品がいかに素晴らしいものであるかを伝えるCMやバラエティー番組では,図や映像を上手に取り入れてかりやすく説明していますよね。知識として知っていても実践できなければ意味がありません。実際にやってみて,自分に合う表現方法について考えてみましょう。わかりやすく話すために工夫をするという経験は,自分の研究の紹介だけでなく,就職活動の面接時や将来の就職先でも必ず役立ちます。

評価の幅を広げよう!

いつもと違う場所から眺めてみる

多くの人に納得してもらうことが目的ですから,様々な人から良い評価を受けることができるプレゼンであることが必要です。そこで,プレゼンが終わった後,ゼミ生全員が納得度やプレゼン方法を評価します。評価の軸も多様です。様々な評価を聞くことで,これまでになかった評価軸があったことに気づくことができるでしょう。

評価をしたり,されたりする経験を通して,どのような意見が相手にとって参考になるのか気付くこともあるはずです。多様な評価に触れることで,説得力があると思っていた自分の論文をより客観的に見ることができるようになるでしょう。

仲間たちと「学び」を楽しむ!

成長できる時間を仲間と一緒に作る

プレゼン大会では学年を超えて意見や質問を出し合うので,先輩と後輩たちが自由に話し合います。プレゼンは,学び合いや知識を分かち合う場でもあるので,仲間たちの積極性や面白いプレゼンに刺激を受けて,もっと頑張ろう!と,学びへのモチベーションがさらに高まるのではないかと期待しています。学びは1人でするより,仲間と一緒にする方が楽しい。競い合うこともできるし,一緒に考えて課題を解決することもできる。楽しいと長続きします。長続きすると,成長し続けることができます。1人だけでは途中でやめてしまうかもしれませんが,仲間といると,1人では行き着くことができなかった場所へ到達することができるかもしれません。仲間たちが集うゼミの時間を大切にして,1つ1つ丁寧に取り組んでもらえたらと思います。驚きや感動のある素晴らしいプレゼンを期待しています。

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