研究とゼミ

ぬいぐるみとふしぎのもりのほんやさん

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今年の春頃から検討していた次回の「ぬいぐるみお泊まり会」の開催が決まりました。今回は,未来屋書店岡山店様,ウィー東城店様,本屋TRIP様,KG情報様が協力して下さっております。大変優秀な方々が集まって下さっており,準備も楽しみです。

参加応募サイトは【コチラ】

企画サイドの皆さんがとても楽しそうに話をしておられて,とても嬉しくなりました。「子どもたちのため」という大義名分があったとしても,企画・実施サイドも準備を楽しめる方が良いですよね。子どもたちや保護者の皆さまだけでなく,企画・実施を準備・担当する方々もワクワクするような企画だったり,関与して下さるすべての方々が楽しくなる・嬉しくなる企画にしたいなと思っています。

準備で大変なことの1つは参加してくれる子どもたちの募集です。さかもと様のこれまでのご協力がなかったら,今のような環境を得ることはできませんでした。多大なご協力に改めて心より感謝申し上げます。

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プログラミング教育との出会い方

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プログラミング教育に取り組み始めて約2年。試行錯誤を繰り返しながら,ようやく取り組みを1つのカタチにすることができました。プログラミングが必修化になることは確定。学校の先生を目指している学生さんたちのために何かできないだろうかと考えたことが始まりです。もともとファミコンのようなドット絵のゲームが好きだったので,自分で作れるのか!と感激したことも,もちろんモチベーションになりました。

本論文では,プログラミングの初体験に焦点を当てています。何であれ,初回で面白さや楽しさを感じないと継続しないですよね。どのようなファーストコンタクトを用意してあげると良いのか,効果的な出会い方について調べてみました。

結果から言うと,「ワークショップに参加する」,「友達(または保護者)と一緒にテキストを見ながら取り組む」という方法であれば,ファーストコンタクトは成功です。一方で,あまり良くない方法は,親が子どもにテキストを渡して1人でさせるような方法。「プログラミングなんて学んだことないし,分からない。でも必要そうだから本を買ってあげて勉強させておこう」。このような方法でプログラミングの勉強をさせてもヤル気は起きないので継続しません。

子ども対象のプログラミングのワークショップはまだ開催されていない場所もあります。ではどのように対応すると良いのか。本研究からおすすめしたい方法は,保護者が子どもと一緒にプログラミングを学ぶという方法。誰かと一緒にプログラミングすると楽しさを共有することができるので,やる気が向上したのだろうと思います。分からないからと言わずに,子どもと一緒に新しい世界をぜひ体験してほしいなと願っています。

 

 

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第3回たまご落としコンテスト

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本日で3回目。今回も全員失敗しました。成功率0%です。なかなか難しい。コチラのたまごは学生さんの作品。かわいい顔を書いて,いっそのこと投下されないように良心に訴える。これは素晴らしい逆転的発想!面白いアイデアでした!確かに割れない(投下されない)。成功か失敗かよりも,こんな斬新なアイデアを出せるかどうかの方が大切ですよね。

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プログラミング教育に関する教員研修

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教員免許の更新講習でプログラミング教育に関する内容を扱うことになりました。「これからこうなります!」という話をする時間よりも,プログラミングを体験してもらう時間を多くしてみました。プログラミングの面白さをまずは知ってほしい。

 

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音で操作可能なコントローラーを作成 (ロジックラボさんのアイデア)。そして,音コントローラーを使って遊ぶゲームを考えます。どの先生もユニークなゲームを考えておられて,とても楽しい時間にすることができました。

「面白い!」と思うことができれば,受講後から自発的にプログラムしてみたり関連書籍を調べたりして下さるのではないかな-。プログラミング必修化に向けた対応策を長々と話されてもきっと「よしやろう!」とはなりにくいのではないかな-と思い,「楽しさ・面白さ」を主テーマに掲げてロジックラボさんと一緒に検討・実践を積み重ねています。

バカゲーでも何でも良いので1つでも作ることができたら,どんなにショボくても嬉しい(特に初回)。感情的にポジティブな体験ができる時間を最初に配置することは継続的にプログラミングを学ぶ上でとても重要な気がしています。

「必修化になるから学ぶか-」ではなくて,主体的に学びたくなるような環境を用意したい。「面白い!」「これは子どもたちに教えたい!」と思ってもらえる教員研修。「必修化に向けた対応」はちょっと端に置いといて,最初はプログラミングを楽しむところからスタートできる環境。

難しい課題こそ,ユニークな方法で解決したい。

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プログラミング教育に関する取り組み:「これまで」と「これから」

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プログラミング教育に参画してから早2年が経ちました。岡山のプログラミング教育をなんとかしたい!と思う気持ちは今も変わらず。変わるどころか,他県の取り組みのニュースを見る度にちょっと焦って (笑),スタバのコーヒー飲んで1回落ち着いて,今ある環境で何ができるのかを考えては実践している日々です。これまでの取り組みを一覧にしてみました。プログラミング教育必修化まであと2年。

 

2016年03月

プログラミング教室を開催。「ロジックラボ様」と「人と科学の未来館サイピア様」にご協力して頂きました。

2016年06月

岡山大学でプログラミング教室を開催。約30名の子どもたちが参加してくれました。

2016年11月

岡山県教育委員会の先生方のご協力のもと,岡山大学で小学校教員を対象としたプログラミング教育に関する研修会を開催しました。スクラッチを使った実践授業はロジックラボ様が担当して下さいました。

2017年01月

にんげんプログラミングとスクラッチを使った授業を企画し,倉敷市沙美小学校でプログラミング教育を実践。「にんげんプログラミング(阿部和広先生考案)」はWhyプログラミング (NHK) で紹介されていたアンプラグドなプログラミングです。指導案と細案は玉井さんと桑野さんが担当。

2017年06月

プログラミング教育に関する教員免許状更新講習 (選択必修) を開講。

2017年07月

夏休みプロジェクト (案):準備中

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子どもたちにお土産を持たせて未来へ送り出す:プログラミング教育

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プログラミングはアイデアをカタチにする道具

プログラミングは頭の中に描いたアイデアをカタチにする道具の1つ。プログラミングの良いところは何でも作れるところ。絵や音楽や粘土などで表現することもできるのですが,いずれもプログラミングを通してPCの中で表現することができます。さらに,作品はインターネットを通して世界に発表することもできる。子どもの「作りたい!」に沿ったサポートができれば,子どもたちはプログラミングを通して様々なスキルを自発的に身に付けていくのではないかと大変期待しています。

プログラミングが現代の教養になる

プログラミング教育を必修にしている国はすでにあるため,海外レベルで見てみると日本はやや後発な印象です。子どもたちが大人になった時に海外の人たちと戦うことができるだろうか。できることなら,未来で通用するスキルを子どもたちに持たせて送り出してあげたい。まさに親心。でも,子どもたちがつまずかないようにする「予防的な教育」は,「押し付けられた教育」として子どもたちに写るかもしれません。レールが敷かれたプログラミング教育は,きっと楽しくない。プログラミングの面白さは,試行錯誤を繰り返しながら作りたいものをカタチにしてゆくプロセス (仮説)。「すること」がカッチリと決められた学習よりも,何を作りたいのか自分で決定できる方がきっと楽しいはず。

どのようにプログラミング教育を行うと良い?

プログラミング教育において試行錯誤が重要であるのだとしたら,プログラミングを指示通りに操作させるだけの指導では不十分です。でも,「何を作っても良い」と言われて放置されても子どもたちは困惑するだけでしょうから,少なくとも目的地 (作るもの) は共有した上で,進む「道」は自分たちで作れるような環境を用意する方が子どもたちにとって学びは多いのかもしれません。これまでの取り組みの経験上,どのような道を通って目的地に到着したのか,お互いの試行錯誤やアイデアを見せあったり,一緒に考えたりする方が,プログラミングを指示通りに操作させるだけの授業よりも学びは大きい。プログラミングの基礎的な部分だけを教えて,あとは子どもたちのアイデアや創造力を信じて待つ授業。教員から見ると「何もしていない教育」に見えてしまって不安になるかもしれないですが,子どもたちにとっては大変アクティブな学習時間になっている可能性は大きい。分かりやすく教える (Teach) スキルだけでなく,子どもの学びを助ける (Facilitate) スキルもこれからの教員に必要になるため,プログラミング教育の導入は,教育観や授業観の大きな転換期になるのかもしれません。

プログラミング教育で子どもたちは「何」を身に付ける?

文部科学省から提示された「プログラミング的思考」の定義の中に試行錯誤のプロセスも含まれていました。少し気になっているのは,「プログラミング的思考」を身に付けさせることが「目的」になってしまうこと。作りたいものがあるからこそ,頭の中にあるアイデアに近づけたいからこそ,試行錯誤を重ねるプロセスが持続します (仮説)。プログラミング的思考は試行錯誤の結果として身に付けることができるものだとしたら,「教えて育むことができるもの」ではないので,身に付けることができる環境を用意することが,これから始まるプログラミング教育に必要なのだろうと思います。プログラミングの試行錯誤が外発的な動機づけではなく,内発的な動機づけで行われる授業として計画されることを願っています。

「正解がない問題」に答えを提示する練習

キャラクターをジャンプさせる動作のプログラムは1つだけではない。様々な作り方で実現できます。正解がない問題に対して自分の答えを提示することができるので,プログラミング教育は,正解がない問題に対して「このような答えを導き出した!」と主張する練習環境として位置付けることができるのかもしれません。先述したように,どのようなプログラムを組んだのか,仲間同士でお互いのアイデアを見せ合ったり,一緒にプログラムを考える経験が,アイデア力の育成につながるのではないかと期待しています。これからの未来を生き抜くことになる子どもたちに何をもたせて送り出してあげると良いのか,これもまた正解のない問題です。少なくとも,人工知能の発達やロボット産業の急速な発展を見る限り,プログラミングに関する知識や経験は未来で必要とされる力の1つでしょう。

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発達障害を考える。

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本日のゼミでは学生さんたちと一緒に「発達障害」について考えてみました。10年前に比べてものすごく研究が進んだ印象でした。研究が進んでいるだけでなく,社会が「発達障害」を理解し,支援している。大変素晴らしい変化です。先日,NHKで放送された「発達障害~解明される未知の世界~」も合わせて学生さんたちと一緒に観てみました。

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「非」認知能力について考える

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ぬいぐるみたちのイベントを2日前に終えたばかりですが,さっそく次の計画に向けて準備。本日のテーマは「非認知能力」。学力は同程度なのに,どうして年収やステータスに差が出るのか。関連する研究やデータを紹介しながら説明してみました。データを紹介する度に分かりやすい反応(えー!!とか,これはすごい!とか)を返してくれるので,「準備の努力が報われた感」がありました (嬉)。学生さんたちに楽しんでもらえた様子。本日も良い日でした!

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「ぬいぐるみたちの遠足」を子どもたちに報告

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参加してくれた子どもたち,保護者の方々,準備してくれた学生さんたち,とても楽しそうな様子でした。これは「成功」ですよね。3月から企画・準備してくれた学生さんたちには,深く感謝したいと思います。わずか3名でも上手に「協力」することができればここまで辿り着けることを示してくれました。今年も素晴らしい学生さんたちと一緒に新しい世界を切り開くことができたので,とても嬉しい。

 

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子どものぬいぐるみたちは広島を旅してきました。

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ある日,子どもたちに「ぬいぐるみたちの大遠足」の招待チケットとお手紙が届きます。お手紙の内容は,「遠足に一緒に行こう!」というお誘いです。子どもたちは遠足に行ってきてもらうぬいぐるみを選び,岡大へ送り出してくれました。

 

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ご案内してくれるのは,私の研究室にいるクマのクーちゃん (学生さんたちが名前を付けてくれました)。

 

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ぬいぐるみたちは旅先から3通の手紙を子どもたちに送りました。1週間に1通です。3通目もそろそろ届く頃ではないかな。

 

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封筒の中には写真も入っています。

 

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ぬいぐるみたちは広島を満喫。安佐動物園にも行きました。

 

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おりづるタワーで原爆ドームについて説明してもらったり。

 

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お好み焼きを食べたり。
電光石火 (駅前ひろば店) 様にご協力頂きました!誠にありがとうございました!

 

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宮島にも行きました。

 

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宮島の鹿さんと会話する (?) など。

 

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ぬいぐるみたちがそろそろ岡山に戻ってくる頃。報告会 (5月27日) まであと3日。報告会では,ぬいぐるみたちがどのような旅をしてきたのか,たくさんの写真と一緒にご紹介します。この日,ぬいぐるみたちは子どものもとへ帰ります。

 

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写真撮影やお手紙の内容等は,今春から研究室に所属してくれている3名の学生さんたちが担当・作成してくれました。子どもたちが楽しんでくれるように,学生さんたちが一生懸命に準備を進めております。報告会当日で使用する道具の最終チェック中。道具も学生さんたちの手作りです。

 

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いよいよ明日。学生さんたちは夜遅くまで準備をしておりました (5月26日追加)。

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